本校の位置

 正門を入って左手の植込みの中に「本校の位置」と記された昭和51年度、25回卒業生から寄贈された石碑があります。

 

 

 刻まれている内容は
  東経139度35分
  北緯35度42分
  標高53m
 というもの。

 

 位置は経緯換算すると、35.70N, 139.58Eとなります。ここを起点に東西南北それぞれ真っ直ぐに進んでいくと何処まで行くのかというと…。

 

 北へ進むと、日光東照宮と中禅寺湖の間を通り、山形県のあつみ温泉付近で日本海へ出ます。そのまま海上を進めば、秋田県男鹿半島西側を通り、北海道奥尻島の東側に至ります。

 

 南へ進むと、第三京浜道路港北IC付近を通り、神奈川県の逗子、葉山御用邸付近で相模湾に出ます。そのまま南下すれば三宅島の東を通り、御蔵島に至ります。

 

 東へ進むと、東京ドーム・スカイツリー北端、千葉県の九十九里海岸、屏風ヶ浦付近を通り、犬吠埼で太平洋に出ます。

 

 西に進むと、山梨県の塩山市、韮崎市を抜けて南アルプスを横断、岐阜県の郡上を経て福井県の敦賀に至ります。ここから敦賀湾、若狭湾を通り、京都府は丹後半島の京丹後市から日本海へ出ます。


 “やがて世紀国を負う” 若人である生徒たちには、この図の如く世界に羽ばたいていくことへの期待が込められています。そのために、今は “力築かん諸共に” の気概をもって学校生活に向かっていきましょう。

 

 

 


 標高については、国土地理院のデータによれば石碑のあるあたりが53.4mです。ちなみに、武蔵野市内で標高が一番低いところは吉祥寺東町四丁目で49.2m、一番高いところは桜堤三丁目で65.0mとなっています。市内でも15.8mほどの高低差があるのですね。

更新日:2023年05月08日 13:31:53